新型コロナウイルスの影響で中止または延期した一箱古本市があります。詳しくは各一箱古本市ウェブサイトやSNS等でご確認ください。

商店街のビルを改修して生まれた本とカフェのコラボ「東文堂本店×喫茶わに」

新しく造り直されて立派になったJR多治見駅、広い道路に背の高いコンクリート造のビル群。そこから300m、400mぐらい離れたところにあるのが東文堂本店×喫茶わに。ビルの隙間を抜けると急に現れる昔ながらの木造の家々と生活感。大通りからでは見えなくなってしまった景色があり、「ひらく本屋 東文堂本店」と「喫茶わに」がある場所もこのような場所です。

「ひらく本屋 東文堂本店」と「喫茶わに」は、ながせ商店街にある複合ビル「ヒラクビル」の中にあります。ヒラクビルは、宝石や時計、メガネを取り扱っていたお店が閉店することを機にリノベーションを行い、本屋、カフェ、シェアオフィス、レンタルルームを併設した複合ビルへと生まれ変わりました。

購入前の本を喫茶スペースで自由に読める

建物の外観はレトロそのもの。ガラス越しに見える店内は今を感じられるデザインにリノベーションされていて、そのバランスが絶妙。ビルに近づくと見えてくるのが時計。

リノベーションされる以前から使用していたのかは分かりませんが、SEIKOの時計がズラリ。1分ごとに一斉にガチャと時間がまわります。

入って中央に階段、右側は「ひらく本屋 東文堂本店」、左側が「喫茶わに」。東文堂本店の本のスペースは2階にもありますが、メインは1階の様子。

ひらく本屋 東文堂本店の選書テーマは「ひらく」。漫画や小説などの本はなく、雑誌も最小限しか置かれていません。本棚に並んだ本を見ていると「そうなんだ!」、「面白い!」、「作ってみたい!」など、読んでいる人が次の一歩を起こしてみたくなるような本が多いことに気づきます。

地方にありがちな人気の本ばかり並んでいる訳でもなく、広く浅い知識が書かれた本ばかり並んでいる訳でもありません。多治見市内でここにしかないのかもと思うような本が多い印象でした。

喫茶わにでは、ひらく本屋 東文堂本店で見つけた読みたい本を購入前に読むことができる場所となっています。(もちろん、カフェとして普通に使うことができます。)メニューも豊富でコーヒー、ケーキ、軽食、アルコール、おつまみなどがあり、少しお腹も満たせるラインナップ。

本だけではなく、建物を見るのも楽しい場所。

中央に鎮座する階段が堂々としていて趣があり、空間を引き締めているように見えます。階段上部の照明はシャンデリアかなと見てみると、どうも眼鏡のレンズのようで、面白いデザインをしています。

その昔、商談で使われた?ソファはフッカフカでリッチな気分になれます。喫茶わにで飲み物をテイクアウトして、この場所でくつろいでもいいようです。

床はよく見るとタイルが貼られています。リノベーションをしたときに貼られたものだとは思いますが、多治見は陶器のまちでもあり、雰囲気に合っていました。

駅前だけれど駐車場に困ることはない

ヒラクビルはJR多治見駅近くにありますが、ながせ商店街に隣接する「MAYパーク多治見ながせ」駐車場を2時間無料で駐車することが可能です。駐車台数も67台と多く、休日でも6割ぐらいの駐車率でした。

ながせ商店街や商店街周辺は一方通行が多いため、逆走しないように注意が必要です。近くにもコインパーキングはいくつもありますが、本を見て、飲食をしても2時間あれば十分可能かなと思います。

ただ見ていて心苦しいのは、ながせ商店街の現状です。自分は土曜日の昼間に足を運んだのですが、開いている店舗とシャッターが下りている店舗の割合が半分ずつぐらいで、つい最近シャッターを下ろしたわけではなく、長い時間下ろされている雰囲気がまた辛い。昔は商店があったと思われる場所がいくつも駐車場になっていたり・・・

パラパラと行き交う地元の人、何となく歩く観光客。数年後には商店街がなくなってしまうのではないか?と思ってしまうほどの寂しすぎる風景。ヒラクビルには頑張ってほしいと思いました。

ゆっくりできる近くのカフェに移動するのもあり

「喫茶わに」は喫茶店という名前ですが、厳密には食事も提供するテイクアウトも可能なCOFFEE STANDに近いです。仕切りなどはなくオープンな空間で、落ち着いてコーヒーを飲みながら本を読むというよりは友だちと気軽に話をする場所。ゆっくりと腰をおろしたい時は、ながせ商店街から外に出てしまいますが、同じ多治見市内で1.5kmほど離れたところにあるJikan ryokoが個人的にはおすすめです。

テーブル席が2つ、カウンター席が5つくらいの小さなカフェで、自家製パンもいただくことができます。地元の常連さんも多く、コーヒー豆やパンのみ購入されるお客さんもみえて、店主さん1人(たまに奥さんも出てみえて2人になります)でお店を回していることもあり、すぐに注文ができなかったり、提供に時間がかかったりすることもありますが、ちょっとした店主さんとお客さんのトーク、コーヒーを淹れる時の香り、お湯が沸くコポコポという音。そんな香りや音を楽しませてくれるカフェです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)