“ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ”に足を運んで

京都駅の駅ビル(伊勢丹)7階にある「美術館えきKYOTO」で開催されている「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」を見に2019年10月4日(金)行くことにしました。

展覧会名:ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ

会  期:2019年9月21日(土)~10月14日(月・祝)

会  場:美術館「えき」KYOTO

ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ

前日は日本海を台風が通過したことにより、湿った空気と秋の涼しさが混ざり合った不思議な気候でした。JR京都駅に到着して真っ先の感想は海外の方多い!と言うこと。欧米の方以外にも中国、韓国の方も多く、少し圧倒されました。中央改札口前から大階段の途中にある美術館「えき」KYOTOへと入る事にしました。

京都駅ビル伊勢丹の中からでも行けるのですが、天井が低く人が多いデパートの中よりも、開放的で心地がいい大階段を通り抜けたかったというのが理由です。

チケットを購入して中に入るとショーン・タンの世界が広がっていました。

ショーン・タンの世界展

最初に展示されているのは「アライバル」。まず驚かされるのは繊細なタッチで描かれた原画の数々。遠目で見ると写真のようにみえなくもないですが、手で描かれた空気感が独特で、柔らかさの奧に悲しみのようなものを深く感じます。

展示されているのはアライバルの原画だけではなく、アライバルができるまでのメモに書かれたスケッチも展示されていました。そこには小さなイメージ絵と共にコマ割りなども描かれ、絵本を開いたときに感じる世界観も意識されています。小さなスケッチにはじまり、下図から原画に至るまでには何枚もの同じ構図の絵を描き(下図がすでに原画のレベル!)完成に至っていることもわかります。

移民をテーマにしたアライバルですが、世界観を作り込むために自分自身、妻、友人の子どもなどを被写体として写真を撮り、映像にコラージュをして、その場の雰囲気や空気感を作っていった経緯も書かれていました。アライバルの主人公は年齢やどこからやってきたのか分からないという設定に近い、自分自身がモデルになっていたのです。

「アライバル」だけではなく「ロスト・シング」、「遠い町から来た話」、「エリック」、「夏のルール」も原画。ショーン・タンが使用してきた画材なども展示され、まだ絵本へとつながる前のアイデアスケッチも。

出口近くには「ロスト・シング」の16分の本編映像が流れ、世界観に引き込まれます。見終わった後に胸の奥底がジーンと感じられる映像。展示を見に来たお客さんがみんな足を止めて、20人くらいかな?みんなで見るロスト・シングの世界。

展示会場はすべて撮影禁止なのですが、最後のところにショーン・タンが京都の展示用に書いたイラストがあり、このイラストのみ撮影可能という心遣いがありました。

出口を出たところにあるミュージアムショップでは、展示会図録が販売されていて、この場所で購入すると「こんにちは京都!」のイラストが印刷された厚紙が特別に付録します。

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