本の価格は売上スリップを挟む?シールを貼る?看板で対応する?

古本市で本を探し歩いているときに、欲しかった本を見つけて「よし!」と思うこともあれば、何気なく手に取った本が良くて「しっかりと読んでみたいな」と思い購入することがほとんどです。いくらだろう?と思い、本の裏を見たり、本が並んでいた棚の近くを見たり、そもそも値段が書いてないことも・・・

安ければ買う・高ければ買わないという訳ではないにしても、やはり高いと躊躇します。

自分がお客さんとしてではなく出店者として古本市に参加をしたときに「どうしよう?」などモヤッとした気持ちを持たれないように、お客さんに本の価格を分かりやすくお伝えすることは大切と考えています。

値札の付け方

古本市での値札の付け方にはいくつかバリエーションがあります。

  • 売上スリップを挟む
  • 本に直接値段を書き込む
  • 値札シールを貼る
  • 丸いカラーシールを貼る
  • 看板に値段を書いて立てかける
  • 値段を明記しない

他にも方法はあると思います。

売上スリップを挟む

新刊書籍を扱う本屋さんでは、本1冊ずつに売上スリップが挟まっています。多くの場合で本の裏表紙に値段が書いてあるため売上スリップを見て値段を確認する人は少ないと思いますが、レジに本を持って行くと売上スリップを抜いて購入した本を袋に入れてくれます。
手元に残った売上スリップを見ることで、どの本が売れたのかというのが確認できるようになります。

売上スリップ(うりあげすりっぷ)とは、市販される書籍の中に挟む二つ折りの長細い伝票のことである。短冊ともいう。

ウィキペディア(Wikipedia)

古本に「本の名称」、「価格」を書いたスリップを挟んでおくことで、お客さんはスリップを見ることで本の価格を知ることができ、店主さんは売れた本を確認することができます。

古本市では1日の大まかな売り上げを明記して提出することが求められるケースもあるため、スリップがあると計算しやすいというメリットもあります。その反面、お客さんは本の値段を確認するために本を開いてスリップの価格を見なければならず、スリップに慣れていないお客さんがみえた場合には「この本いくら?」と聞かれてしまうケースが出てくると考えられます。

本に直接値段を書き込む

本の最終ページなどに鉛筆で直接値段を書き込む方法で、比較的単行本や文庫本、雑誌などで使われる方法です。本自体にプレミア価格が付かないような本を中心に採用されているような感じです。紙やシールなど必要がなく、鉛筆1本あれば値付けができてしまう手軽さが魅力です。

値札シールを貼る

本の裏側や最終ページに値札シールを貼る方法です。本の元値を隠すように値札シールを貼ったり、元値をあえて隠さず「安くなっていることをアピール(もしくは元値に比べて高く取引されているプレミア品であることをアピール)」することも可能です。

お客さんに一目で値段を確認してもらえるため自分はこの方法を採用しています。また過去に「この本いくら?」と聞かれたこともありません。

キレイに剥がせるシールを購入しなければならないため、お金がかかってしまうところがデメリットです。自分は購入していただいた本は値札シールを貼ったまま渡してしまいますが、剥がして渡すことで、1日の最後にいくらの本が何冊売れたのか確認することができます。

丸いカラーシールを貼る

小学校などでよく使用される丸いカラーシールで値段を分ける方法です。例えば、赤いシールは300円、青いシールは500円、黄色いシールは700円など、各本に売りたい価格の色のカラーシールを貼り、ブースにカラーシールと価格が書かれた一覧表を置いておきます。
古本市に行くとたまに採用されているブースがあるのですが、自分はあまり得意ではありません。

3色ぐらいの価格帯だったらよいのですが、12色など数多くの色に分けられると「この色いくらだったっけ?」と何度も一覧表を見て確認しなければ覚えられないからです。

カラーシールを使うことで例えば半年売れ残った本は、本1冊ずつの値札を変えることなく一覧表の文字を「赤シール=500円」だったものを「赤シール=300円」と書き換えることで、全冊値段を変えられる店主側のメリットはあると思います。

看板に値段を書いて立てかける

「この箱の中の本全品500円!」など、ダンボールなどにマジックで書いて立てかけておく方法です。店主としても分かりやすく、お客さんも一目で値段が分かるところが最大のメリットです。安い値段が大きな文字で書かれていたら、遠くからでもお客さんを呼び寄せる集客効果も高まります。

本1冊ごとに値段を変えられないデメリットはありますが、一番古本市らしい売り方のような気がしています。

値段を明記しない

そもそも値段を本に付けないという方法です。高価な洋書や美術書、写真集などで採用されることが多い様な気がします。値札を本に付けると本が傷んでしまうことを避け、本を購入したいと思われたお客さんと店主が話をするきっかけにもなります。

本の価格は、店主さんが本の価格一覧(プライスリスト)を準備しておき、尋ねられた本を口頭でお客さんに価格を伝えます。

たくさんの本を売りたいわけではなく、価値を認めてくれる人と関わりたい、話をしたい、手渡したいという考え方かなと思います。

各店主さんに合った値札の付け方を

「お客さんが本の値段がすぐに分かる」という点をクリアしていれば、各店主さんにより値札の付け方はバラバラでいいのかなと思っています。1冊ずつ値段が違う本を売りたければ前日から紙を切ってスリップを作り、本に挟んでいく作業が必要になります。いやいや面倒くさい!この箱の中は全品500円だ!となれば、事前準備は必要ありませんし、当日も並べるのは楽です。

店主さんの性格も相まって、古本市の各ブースがそれぞれ個性を放ち、面白い古本市が増えたらいいなと思っています。

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