商店街が人で溢れた!円頓寺 本のさんぽみち2018

愛知県名古屋市でも指折りの歴史を持つ円頓寺商店街。その場所で行われたのが「円頓寺 本のさんぽみち」です。円頓寺商店街が「本の商店街」になる!というコンセプトの元、2018年10月20日(土)、21日(日)の2日間に渡り開催されました。

「円頓寺 本のさんぽみち」は2018年に初めて開催された古本市ですが、それまで開催されていたのは「ブックマークナゴヤ(BOOKMARK NAGOYA)」という古本市で、同じ時期に同じ円頓寺商店街で開かれていました。

ブックマークナゴヤは、名古屋市千種区で「ON READING」というブックショップ&ギャラリーの運営や「ELVIS PRESS」という出版レーベルを立ち上げている黒田夫妻と、現在では東京都杉並区荻窪で本屋Titleを経営されている辻山良雄さんが中心となって2008年に始めたイベントでした。(辻山さんは当時某書店の名古屋店にみえました。)

2017年にブックマークナゴヤが10周年を迎えるにあたり、一度区切りをつけた形です。そのまま2018年を迎え「今年はどうするんだろう・・・」と思っていたところ、普段は書店で働き、一昨年はお客さんとして、昨年は実行委員会の一員としてブックマークナゴヤに携わっていた田山さんが実行委員会を立ち上げて、ブックマークナゴヤの意思を引き継いだのが「円頓寺 本のさんぽみち」です。

円頓寺商店街の両側に店主が本を持ち寄り、本が好きな人も、ぶらりと立ち寄った人も、老若男女問わず、店主さんと話を楽しんだりしていた風景をなくしたくない。古本が人と街をつなぐイベント。田山さんが地元新聞のインタビューで語っていた記事を見ました。

右も左も人!人!人!の古本市

「円頓寺 本のさんぽみち」は名古屋の一大古本市。開催された2日間共に40から50店ほどの出店者が集まり(出店者さんは2日間でほとんど入れ替わっていた。)、愛知、岐阜、三重、富山、京都からは本職の書店や古本屋さんが出店し、出版社さんも出店されました。(自分は夏葉社の島田さんに会えたことに大満足!)
飲食ブースは「本とおいしいにちよう市」と題して、10軒以上の飲食店が出店。

その結果、開催時間の11:00前からお客さんが集まってきて、11:00の段階では人!人!!人!!!でした。特に午前中は本が大好きでイベントの開催を待っていたお客さんがたくさん集まり、各出店者さんブースは人で混雑。人と人の間から本を探している光景が、あちらでもこちらでも見受けられました。

飲食で出店したお店は、早い時間に売り切れてしまったものもあり、円頓寺商店街にある飲食店の入口にも昼食を食べるために外まで列ができる状況で、本が持つ魅力に人が呼び寄せられている雰囲気がすごかったです。

古本市の終了時間の間際には、店主さん同士で「過去最高に本が売れた」、「持ってきた本の半分以上なくなった」などの声も聞かれました。

スタッフの方の努力が古本市を成功させる

円頓寺商店街の一部分にあたる300mぐらいの範囲で行われた「円頓寺 本のさんぽみち」。そこに多くの人が集まったにもかかわらず、問題が起こることなく開催できているのは実行委員会やボランティアスタッフの方の努力に他なりません。

当日、実行委員長である田山さんはメディア対応など責任ある仕事をされ、ボランティアスタッフを中心に受付、案内、交通整理、などを丁寧にされていました。問題が起こる前に対応する姿勢には本当に頭が下がります。

面白いなと感じたのは、ボランティアスタッフの方は1日中スタッフとして動くのではなく、各自1時間だけフリーな時間が与えられていて、自由に「円頓寺 本のさんぽみち」を楽しむことができるというものです。ボランティアスタッフもお客さんとして古本市を楽しめる工夫が満足感にも繋がるような気がしました。

お客さんも、店主さんも、ボランティアを含む運営スタッフも、そして円頓寺商店街のお店も、みんながよかったと思える古本市だったのではないかな?と。その場所にいて素直に思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)