リトルプレス“EditGifu”ができるまでの講演

岐阜県岐阜市にある「ぎふメディアコスモス」で2019年3月16日(土)に行われた「本についての話を聞きませんか?」と題した講演に参加してきました。

日 時:平成31年3月16日(土)午後2時15分~3時50分(開場:2時)

講 師:高野 直子さん(ギフノート編集室) 

岐阜愛たっぷりのリトルプレス『EditGifu』ができるまでと、岐阜のまちの魅力についてトークをします。
※リトルプレスとは、個人や団体が制作から流通までを手がける出版物のことです。

***

場 所:ぎふメディアコスモス 1階 みんなのホール   

定 員:各回100人程度(先着順)

みんなの森 岐阜メディアコスモス

岐阜市中心部から少し北にある「ぎふメディアコスモス」へ

ぎふメディアコスモスは岐阜市の中心部から北へ行ったところにある岐阜市立図書館を中心とした複合施設です。岐阜市の市立図書館としての機能のほかに、200人収容できるホール、ギャラリー、公開テラスがあり、イベントが行えるスタジオを持つ多文化交流プラザ、市民活動交流センターも入っています。

公共、本、ビジネス支援、市民活動など毎日いろいろな部屋でイベントが活発に行われています。ガラス張りの部屋もあり、外から何をやっているのか見えるのも面白いです。

建物は日本を代表する建築家・伊東豊雄が設計したこともあり、公共の建物っぽくない雰囲気がいいです。

ぎふメディアコスモスのすぐ横にある有料駐車場(ぎふメディアコスモス利用者は2時間無料)に車を駐めて「みんなのホール」へ向かいました。

EditGifuへの思い

リトルプレス「EditGifu」を2018年に発刊したのは岐阜生まれ、岐阜育ちの高野直子さん(ギフノート編集室)。高野さんが岐阜に関するリトルプレスを発刊したのは「EditGifu」で3冊目。1冊目は2011年に製作した「ギフノート」、2冊目は2013年に製作した「柳ヶ瀬BOOK」でした。

リトルプレスをつくるたびに「このリトルプレスで最後」と、今の思いをすべてこの本に詰め込みたいという意気込みでつくるものの、2年後、3年後には「また作りたい」という思いがフツフツ沸いてくるというから面白い。

「EditGifu」を作り始めて完成までにかかった時間は2年。情報誌のようにお店を紹介するだけではなく、自分はこのお店のことは好きだけれど、もっと好きな人がいるはず!との思いから、もう一歩踏み込んで、お客さんにも取材。その中でお客さんから「のんびりゆっくりと本棚を育てながら暮らしていけたら・・・」自分だけ出てこない素敵な言葉と高野さん。

リトルプレスを作る自由さと責任と面白さ

「EditGifu」のスタートは手書きのラフを作るところから。コンセプトを考え、載せたいお店をピックアップをして、ページ毎に何を書くのか、タイトルをどうするのか・・・ラフを元に自分の足でお店へ向かい(EditGifuに出てくるお店は高野さんの行きつけ)「本を作ろうと思う」という話をして、後日取材をする。

「EditGifu」には広告がない。広告のための取材は一切なく、高野さん自身が伝えたいお店のみを載せられるのが自費出版であるリトルプレスの強み。

ネームを作って、カメラマンに撮ってもらった写真と書いた文章を配置をする。「EditGifu」では、各ページのお店や場所、人の雰囲気に合わせて「柔らかさがほしい」、「重みがほしい」など同じ明朝体の中でもフォントを変えている。にも関わらず、全体の雰囲気や空気感が統一されている。

そのこだわりは書籍に付くISBNにまで及ぶ。ISBN番号を取得することで取次に流通させることができ、全国へ「EditGifu」を広められるけれど、リトルプレスの裏面にバーコードが付くのが耐えられなかったとか。
冗談ではないけれど、自分の好きな店に自分が作ったリトルプレスを持って行き置いてもらい、そのお店が好きなお客さんに手にとってほしいという思いが一番。

高野さんのEditGifu

岐阜の街は今変わってきていると高野さん。目立った人や目立った場所があるわけではなく、すぐ隣にいる30代、40代の方々が動いているという。

「EditGifu」とは岐阜を編集するという意味。「EditGifu」は高野さん自身が岐阜を編集したリトルプレス。是非、みなさんもみなさん自身で編集した「EditGifu」をつくってほしいという言葉で講演は締めくくられた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)