古本市の選書の難しさ

古本市の出店者募集に応募をして店主になることが決まった時点で悩むのが自分は選書でした。古本市にどのような本を持って行こうか。初めて古本市の店主さんに決まったときは自分が持っている本で、お客さんとして来てくださる方に読んでもらいたい本、広めたい本を中心に、買ったまま読めていなかった本(積読)や手放してもいいかなと思う本を純粋に持って行きました。

2回目、3回目の出店となると「この感じの本はよく手にとってもらえた」とか「これは売れなかったな」とか欲が出てきてしまいました。これをきっかけに選書に悩むこととなりました。

古本市では持参できる冊数に限界があります。準備されているブース大きさ(机の大きさ)、自分自身が持って行ける物理的な本の量(車の大きさ・電車の場合はスーツケースの大きさなど)と自分の体力と筋力(本は重い・・・)、準備からイベント開始までに棚や本を並べられる時間の制限

持参する本を準備しすぎて古本市が始まる前に疲れてしまうのは辛いし、本が少なすぎて机の上がガラガラというのも寂しい。本の形態、ジャンルも合わせて古本の選書は難しい。

どのような本を何冊ぐらい持って行く?

好きなジャンルや持っている本の種類にもよりますが、自分は単行本を中心に文庫本、絵本、雑誌など計100冊ぐらいを目安にしています。1日限定の古本市で、自分の体力や筋力、車の大きさ、持参する机の大きさ、ブースを見た感じの本のボリューム感など、全体を通して見た感じ、このくらいの量が自分に合っているように思っています。

同じ古本市で一冊を丁寧に売っている店主さんや棚やダンボールに入れてたくさんの本を販売されている方を見ると、いいなと思い心が揺らいだりもします。

話題の本を持っていくのか、こだわりの本を持って行くのか

選書で話題の本を持って行くのか、こだわりの本を持って行くのかも悩みます。話題の本はお客さんの目にとまりやすいですが、他の店主さんと本のラインナップがかぶってしまった場合に、お客さんに価格を見て選ばれるのは避けたいところでもあります。自分は瞬間的に話題になる本はほとんど読まないためよいのですが、テレビなどで取り上げられた本やドラマ化された本など、有名著者による本はできるだけ持って行かないようにしています。

専門性が高すぎる本は手にとってもらいにくいように感じています。狭い特定のジャンルが好きな方以外は、本のタイトルが目に入っても瞬間的に内容が伝わりにくいのかなと思っています。

自分の選書としては、有名すぎず、専門性が高すぎず、その専門分野の中でも一般の人でも読めるかも・・・という微妙なラインの本を中心に、幅のある本をそろえている雰囲気を出す、色づけをする形で有名な方の本や専門性の高い本も数冊そろえている感じにしています。

本の形での選書

選書に余裕があれば本の厚みも気にしています。薄すぎる本ばかりだと出店ブースにボリュームがなくなり、分厚い本ばかりだと売れてしまうとゴソッと本がなくなり、本棚がガランとした雰囲気になってしまうためです。薄い本、普通ぐらいの厚さの本、厚めの本とバランスよく準備します。

子どもが楽しくなる絵本や大人も読める絵本も持って行きます。子どもがさわりたくなるような絵本、大人が子どもの頃に読んだ絵本、大人が子どもと一緒に読むことができる絵本、大人が楽しめる絵本。日本語で書かれたもの以外にも、自分は洋書の絵本も持っているので、古本市に持って行きます。

自分は英語は読めないのですが、洋書でも絵本であれば雰囲気が伝わってきます。日本の絵本とは違った絵のタッチや、そこから各国の文化も感じられるのが好きな理由の1つです。

MEMO
雑誌は重い・・・
単行本や文庫本、絵本などに比べて雑誌は重いです。雑誌で使用される紙は単行本などと比べて密度が高く、見た目以上に重く持ち運びに体力が奪われてしまいます。自分が持っている雑誌ではお客さんに手にとってもらえる確率も低く、以前は雑誌を10冊単位で選書していたのですが、徐々に冊数を減らそうと思っています。

実際にどのくらい売れる?

古本市での売り上げは、みなさん口にしないように感じています。本の選書、持参する冊数、値付け、古本市が開催される地域、日付、集客数、天候や天気などによって大きく異なるのかなとも思っています。

古本市に出店される店主さんは自分も含めて売り上げをあまり気にされていないのでは?と思っています。それよりもたくさんのお客さんと話をして自分が好きな本を伝えられたり共感してもらえたり、手にとってもらえたことが嬉しかったり、1日店主さんになれたことが楽しかったり。(もちろん、買っていただけたら嬉しいですけど・・・笑。)

自分はそのように感じています。

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