一箱古本市の出店に必要なものと同時に、必ず必要ではないけれど一箱古本市で持参したら便利だなと思った道具も記録として残すことにしました。
古本市の出店に持参したら便利な道具
古本市の当日を迎える前に持参すると便利なものをそろえます。当日古本市会場へ向かう途中にコンビニなどで購入していくと便利かもしれません。
-
持参すると便利なもの
- 机・椅子
- ペンとメモ用紙
- 袋
- 電卓
- ブックリスト
- 飾り
- ガムテープ
- 飲み物と食べ物
- 台車
「持参したら便利な道具」を9つあげてみました。
机・椅子
机を使用して本を並べたいというとき、机やイスが事前に準備されているときは必要ありませんが、各出展スペースだけが確保されている場合は出展者自身で準備する必要があります。
机やイスが事前に準備されている場合はオフィスで使用する会議用テーブル(W1800mm × D450mm × H700mm)とパイプイスが多いように思いました。
そのまま使用してもよいのですが、固いイメージを消すために会議用テーブルの上から布を敷くと雰囲気が和らぎます。
並べる本の冊数が少なければキャンプなどで使用するアウトドア用のアルミ製テーブルが便利そうでした。コンパクトに収納でき、軽量で持ち運びもしやすい。耐荷重も20kgから30kgと想像以上に重さに耐えられるものも多く、古本市で使用しない時はアウトドアや災害時にも使用できそうです。
大工さんがよく使用している合板作業台も便利です。2枚合板をクロス状に組んだものを2つ使用し、その上に合板を置くことでテーブルになります。プロの職人さん御用達で耐荷重もあり、持ち運びもしやすいのがポイントです。机のサイズが自由に決められるメリットも大きいと思います。大工さんは自作されますが、最近では既製品サイズでホームセンターでも販売されています。
アメリカの大工さんが使用する作業台といえばソーホースブラケットと2×4材を利用した作業台です。2×4材を自由な長さにカットすることで作業台の高さを自由に決められ、机のサイズも自由に決められます。強度もあり、重い本をたくさん置いても簡単に壊れず便利です。DIY感もあり古本には合っているように思いました。
机と同じようにイスもアウトドアやキャンプをするときに使用するものが便利だなと感じています。アウトドア用の椅子は軽量かつ強度があり、座り心地も悪くない。持ち運ぶ際も小型化できます。(あまりに小さいスツールタイプのイスはお尻と腰が痛くなります・・・)背もたれ付きの椅子は比較的高額なのが欠点ではあります。
通常の折りたたみ式のイスや丸形のパイプイスもありです。
ペンとメモ用紙
文字が書ける鉛筆やボールペン、メモ用紙としてポストイットなどを持参すると、本の値段変更や在庫管理をするときのメモもできますし、古本市終了時に「当日の売上げを書いてください」と紙を渡されることも多いため売上集計をするときにも便利です。
マジックペンはポップを作る時にも役立ちます。看板用にダンボールの切れ端や厚紙なども持参すると便利かもしれません。
袋
古本市になれているお客さんは本を入れるためのマイバッグを持参していたり、カバンを持っていることが多いこともあり、本を購入していただいても本のみ手渡しということも多いです。初めて来るお客さんや「何かイベントやってるから寄ってみた」というお客さんは袋を持ってみえない方も多くみえました。
袋は紙袋でもビニル袋でもよく、素人店主さんですので、どこかのお店で何かを買った時に入れてもらった手提げ袋を活用してもよいと思っています。
自分は袋を持って見える方には「このままでもよろしいですか?」と声をかけ、袋を持っていなさそうだなというお客さんには「袋はご利用になられますか?」と一声かけるようにしています。
電卓
本の値段が10円単位や1円単位であれば電卓は持参した方がよいように思います。そろばんなどを習っていて暗算が得意な方はよいですが、実際に2冊、3冊まとめて購入されるお客さんがみえると焦ってしまうかもしれません。(自分は1冊でも1万円札を出されると焦ってしまいます・・・)
スマートフォンにも電卓アプリはあるので、電卓アプリで代用することもよいですね。
ブックリスト
当日準備をした本を事前にExcelなどで表にリスト化しておくと在庫管理がしやすいです。売上スリップを使用しない時は、売れた本からブックリストにチェックマークを付けておくと、当日の売上げを計算するときに便利です。
よくない話ですが、本が盗難された時にどの本が盗まれてしまったのかも確認できます。
飾り
机や敷物の上に本だけ並べても何となく味気なく見える時があります。子どもの絵本を中心に扱うのであればオモチャやぬいぐるみなど、子どもが喜びそうなものを一緒に並べておくのもありですし、文豪の本を中心に扱うのであれば、座卓や万年筆など置いておくのも面白いかもしれません。
お客さんとしても「おっ?あれは何だ?」と思いブースに立ち寄りたくなりますし、知る人ぞ知るものが置いてあれば、お客さんとのコアなトークを楽しめるかもしれません。
ガムテープ
どんなイベントでも必須アイテムなのがガムテープ。無くても困らないかもしれませんが、持っておくと重宝します。風で敷物が飛ばされそうなときは敷物とアスファルトをガムテープで留めたり、机が壊れそうなときも一時的な補強としてガムテープを貼ったり、テントが破れていて雨漏れがするときもガムテープを貼って被害を最小限にすることもできます。
飲み物と食べ物
古本市の開催時間はブースを離れることが難しくなります。主催者側から「食事に行くときやトイレに行くときは近くのスタッフに言ってください!店番をしますから大丈夫ですよ」と声をかけてもらえることもあるのですが、自分のブースにどんな人が来たのか、どんな人が本を買ってくれたのか、全部見たいです。
事前にペットボトル飲料を購入したり、自宅から水筒やタンブラーなどに飲み物を入れて持参します。小腹が空いたときにはパンやおにぎり、SOY JOYやウイダー inゼリーなど、簡単に栄養補給できるようなものも持っておくと便利です。
古本市と一緒に飲食店が出ているようなイベントで、どうしてもお店の食べ物が食べたい!というときは、友だちに店番をお願いするのもありです。(お隣のブースの方に声がけだけしておいて、数分ぐらいお店を離れても問題ないケースも多かったりします。)
台車
古本市の搬入搬出について事前に調べておきます。事前にブース出店する場所が分かっていて、搬入搬出でブースの目の前まで車を寄せられるのであれば、車から本や箱などを直接降ろしたり、積んだりすることができますが、ブース付近に車を駐車することができず、駐車場から各自で搬入搬出を行ってくださいというケースでは台車が必要になる可能性があります。
古本市に準備する本の冊数、箱や備品などの量によって、4輪の台車、2輪の台車(キャリータイプ)など準備するものが変わってくると思います。
地面が砂利のような場所では、通常の台車は車輪が小さすぎて前に進めないため、アウトドアで使用される車輪が大きくて太いアウトドアワゴン(キャリー)があると便利だと思います。
古本市当日に向けて
「持参したら便利な道具」は他にもたくさんあると思いますし、店主さんにより持っていく物も異なると思います。出店した古本市で他の店主さんと話をしながら「これがあったら便利」というものを見つけていきたいところです。